店長が体調を崩したり、10月に向けての事務作業が立て込んでたりで久々の投稿となります。
さぼりまくってすみません(;´・ω・)
はてさて、皆様。
『ペニーユニバーシティ』という言葉をご存知でしょうか?
かつてイギリスのコーヒーハウスでは入場料が必要でした。
入場料は1ペニー。
コーヒーも1ペニー。
当時のイギリス人たちは若者も学者も記者も政治家も多種多様な人たちが1ペニーを支払い、コーヒーを飲みながら様々なことを議論し、時には討論し合い、知識を深めあうそんな場所でした。
なので、別名1ペニー大学という意味の『ペニーユニバーシティ』と呼ばれ、イギリス人の社交の場として親しまれていました。
さて、なぜ今回こんな内容を書いているかと言うと、今月の22日に猪名川町の町会議員選挙がありました。
その選挙の大きな争点の1つが
『道の駅移転問題』です。
当店も場所柄、「賛成反対どちらですか?」とよく聞かれるのですが、この場を借りてはっきり申し上げると
どちらでもありません。
これは町の行政に興味がある無しでの話ではなく、下記の2つの理由があるからです。
①我々は猪名川町で営業させていただいてはいますが、川西市民。選挙権がなく町民の皆様が決められたことに口を出す立場ではない。
②カフェは『ペニーユニバーシティ』の様に様々な考えや立場の方の社交場として存在し、カフェの中では自由にお互いの意見を言い合える場を目指すべきと考えているので、店主である我々がどちらかに偏った意見を持つべきではない。
という2つの理由があるからです。特に②の考え方を大切にしているからこそ我々は賛成反対どちらでもないという姿勢は崩しません。
ただ、私たちは地域の皆様、特に猪名川町の皆様に支えられ7年間営業することができております。
だからこそ町民の皆様の民意が大切にされればとそれだけは切に願っております。
今回の選挙の結果が猪名川町の皆様の民意なんだと思います。
この結果を大切に猪名川町の皆様がいろんな意味で豊かになればと思っています。
私たちバリスタはお客様がいろんな意味で余裕がなければ成り立ちません。
コーヒーを楽しむ時間の余裕、経済的余裕、そして心の余裕。
これらのどれが欠けてもわざわざお金を払って、足を運んで、バリスタにコーヒーを淹れてもらうという行為は必要とされなくなってしまうでしょう。
だから私たちはお客様が豊かにコーヒーを楽しむ余裕を持っていてほしいと誰よりも願っていますし、それと同時に私たちがバリスタでいられること、カフェを営業出来ることは周りの皆様がコーヒーを楽しむ豊かさを持っておられることを証明する存在なんだということに誇りを持っています。
本日、当店のお客様がSNS上でシェアされていた内容が目に留まったのでこんなことを書いてみました。
詳しいことは良くわからないので何も意見する気はございません。
ただ、猪名川町の皆様の民意を蔑ろにされるようなことはなければと願っております。
そして、道の駅移転問題についてはまだまだ話し合う余地があるように思いますし、議会の限られた空間と人々の中だけで話し合って終わりでいいのかな?と疑問にも思っています。
一度思うところのある猪名川町の皆様、また猪名川町以外の皆様も当店でコーヒーを飲みながら意見を交わし合ってみてはどうでしょうか?
それこそ、ペニーユニバーシティに通っていたイギリス人たちの様に。。。
さぼりまくってすみません(;´・ω・)
はてさて、皆様。
『ペニーユニバーシティ』という言葉をご存知でしょうか?
かつてイギリスのコーヒーハウスでは入場料が必要でした。
入場料は1ペニー。
コーヒーも1ペニー。
当時のイギリス人たちは若者も学者も記者も政治家も多種多様な人たちが1ペニーを支払い、コーヒーを飲みながら様々なことを議論し、時には討論し合い、知識を深めあうそんな場所でした。
なので、別名1ペニー大学という意味の『ペニーユニバーシティ』と呼ばれ、イギリス人の社交の場として親しまれていました。
さて、なぜ今回こんな内容を書いているかと言うと、今月の22日に猪名川町の町会議員選挙がありました。
その選挙の大きな争点の1つが
『道の駅移転問題』です。
当店も場所柄、「賛成反対どちらですか?」とよく聞かれるのですが、この場を借りてはっきり申し上げると
どちらでもありません。
これは町の行政に興味がある無しでの話ではなく、下記の2つの理由があるからです。
①我々は猪名川町で営業させていただいてはいますが、川西市民。選挙権がなく町民の皆様が決められたことに口を出す立場ではない。
②カフェは『ペニーユニバーシティ』の様に様々な考えや立場の方の社交場として存在し、カフェの中では自由にお互いの意見を言い合える場を目指すべきと考えているので、店主である我々がどちらかに偏った意見を持つべきではない。
という2つの理由があるからです。特に②の考え方を大切にしているからこそ我々は賛成反対どちらでもないという姿勢は崩しません。
ただ、私たちは地域の皆様、特に猪名川町の皆様に支えられ7年間営業することができております。
だからこそ町民の皆様の民意が大切にされればとそれだけは切に願っております。
今回の選挙の結果が猪名川町の皆様の民意なんだと思います。
この結果を大切に猪名川町の皆様がいろんな意味で豊かになればと思っています。
私たちバリスタはお客様がいろんな意味で余裕がなければ成り立ちません。
コーヒーを楽しむ時間の余裕、経済的余裕、そして心の余裕。
これらのどれが欠けてもわざわざお金を払って、足を運んで、バリスタにコーヒーを淹れてもらうという行為は必要とされなくなってしまうでしょう。
だから私たちはお客様が豊かにコーヒーを楽しむ余裕を持っていてほしいと誰よりも願っていますし、それと同時に私たちがバリスタでいられること、カフェを営業出来ることは周りの皆様がコーヒーを楽しむ豊かさを持っておられることを証明する存在なんだということに誇りを持っています。
本日、当店のお客様がSNS上でシェアされていた内容が目に留まったのでこんなことを書いてみました。
詳しいことは良くわからないので何も意見する気はございません。
ただ、猪名川町の皆様の民意を蔑ろにされるようなことはなければと願っております。
そして、道の駅移転問題についてはまだまだ話し合う余地があるように思いますし、議会の限られた空間と人々の中だけで話し合って終わりでいいのかな?と疑問にも思っています。
一度思うところのある猪名川町の皆様、また猪名川町以外の皆様も当店でコーヒーを飲みながら意見を交わし合ってみてはどうでしょうか?
それこそ、ペニーユニバーシティに通っていたイギリス人たちの様に。。。
2019.09.28 / Top↑
川西阪急の出店が始まって忙しくしていたため、更新が止まっておりました( ̄▽ ̄;)
今日は『パプアニューギニアA』と『ウガンダ アフリカンムーン』のお話です。
今回、川西阪急限定で出すコーヒー何かないかなーと探していたときに見つけたのがこのパプアニューギニア。
甘味、酸味、 苦味のバランスが良く、スッキリ飲みやすいコーヒーです。
今回の川西阪急でも大好評の一品。
そんなパプアニューギニア。
何故チョイスしたかと言いますと、味はもちろんですが、同じコーヒー業界の方にパプアニューギニアの農園に行くには装甲車がいるんですよって話を聞いて興味を持った国だからです。
さて、なぜ装甲車がいるのか。
それは農園に向かう道が地雷の埋まった危険地帯だからだそうです。
私たち日本人の感覚ではイメージしにくい環境ですよね。
私たちの日常に当たり前にあるコーヒーを生産してる場所では、私たちにとって非日常である地雷の危険にさらされている。。。
そんな環境で美味しいコーヒーを作るために努力している農家さんたちのことを想像すると、何だか有り難みが増してきますね。
またこの川西阪急に合わせていれたのがウガンダです。
こちらは何か面白い特徴のコーヒーをと思い入荷しました。
青リンゴやチェリーの様なフルーツっぽい酸味があるのですが、それとともにラムレーズンや赤ワインの様な風味があり、独特な味わいのあるコーヒーです。
さて、このコーヒー。
なぜ『アフリカンムーン』という名前なのか。
それは栽培している山に関係があります。
このアフリカンムーンは『ルウェンゾリ山』という山で栽培されています。
最高峰は5109mもあるアフリカの中でも三番目に高い山。
その山頂は常に雲に覆われ、なかなか姿を見せることがないことと、アフリカで3つしかない山頂に万年雪が積もる山です。
『ルウェンゾリ』は現地の言葉で「雪を乗せた」という意味だそうです。
そんなルウェンゾリ。
中高生の頃に地理とかで出てきたら絶対覚えなかったであろうルウェンゾリ。
そんなルウェンゾリは『月の山』と言われており、大昔にはナイル川の源流があると信じられていたそうです。
その月の山という名前からアフリカンムーンという名前がついております。
日本語訳しても「アフリカの月」。
なかなかかっこいい名前ですよねww
コーヒーをちょっと深く調べてみると、こうしたいろんなことを知ることができます。
ちなみに店長は今回のウガンダコーヒーのお陰で覚えました、ルウェンゾリ。
コーヒーを知ると、ちょっと賢くなったなと得した気分になれますw

今日は『パプアニューギニアA』と『ウガンダ アフリカンムーン』のお話です。
今回、川西阪急限定で出すコーヒー何かないかなーと探していたときに見つけたのがこのパプアニューギニア。
甘味、酸味、 苦味のバランスが良く、スッキリ飲みやすいコーヒーです。
今回の川西阪急でも大好評の一品。
そんなパプアニューギニア。
何故チョイスしたかと言いますと、味はもちろんですが、同じコーヒー業界の方にパプアニューギニアの農園に行くには装甲車がいるんですよって話を聞いて興味を持った国だからです。
さて、なぜ装甲車がいるのか。
それは農園に向かう道が地雷の埋まった危険地帯だからだそうです。
私たち日本人の感覚ではイメージしにくい環境ですよね。
私たちの日常に当たり前にあるコーヒーを生産してる場所では、私たちにとって非日常である地雷の危険にさらされている。。。
そんな環境で美味しいコーヒーを作るために努力している農家さんたちのことを想像すると、何だか有り難みが増してきますね。
またこの川西阪急に合わせていれたのがウガンダです。
こちらは何か面白い特徴のコーヒーをと思い入荷しました。
青リンゴやチェリーの様なフルーツっぽい酸味があるのですが、それとともにラムレーズンや赤ワインの様な風味があり、独特な味わいのあるコーヒーです。
さて、このコーヒー。
なぜ『アフリカンムーン』という名前なのか。
それは栽培している山に関係があります。
このアフリカンムーンは『ルウェンゾリ山』という山で栽培されています。
最高峰は5109mもあるアフリカの中でも三番目に高い山。
その山頂は常に雲に覆われ、なかなか姿を見せることがないことと、アフリカで3つしかない山頂に万年雪が積もる山です。
『ルウェンゾリ』は現地の言葉で「雪を乗せた」という意味だそうです。
そんなルウェンゾリ。
中高生の頃に地理とかで出てきたら絶対覚えなかったであろうルウェンゾリ。
そんなルウェンゾリは『月の山』と言われており、大昔にはナイル川の源流があると信じられていたそうです。
その月の山という名前からアフリカンムーンという名前がついております。
日本語訳しても「アフリカの月」。
なかなかかっこいい名前ですよねww
コーヒーをちょっと深く調べてみると、こうしたいろんなことを知ることができます。
ちなみに店長は今回のウガンダコーヒーのお陰で覚えました、ルウェンゾリ。
コーヒーを知ると、ちょっと賢くなったなと得した気分になれますw

2019.07.07 / Top↑
川西阪急出店提供豆の情報です。
あと二日ですが・・・(;^_^A
今回はお店でもお馴染み『エチオピア ナチュラル』と、お店のお客様にはお待たせしましたな『インドネシア リントン』のニュークロップ。
この2種類はお店でも根強い人気のコーヒーです。
この2種類のコーヒー。
非常に特徴的な風味があり、存在感の強いコーヒーです。
エチオピアは華やかなベリー系の甘いフルーツを思わせる香りとすっきりした味わいです。
それに対しインドネシアはドライフルーツの様な風味や強いコク、そして最大の特徴である大地を思わせるような力強いアーシーと表現される風味があります。
こんな対極の2つのコーヒー。
かつて店長は大会の準決勝でブレンドにして使ったことがあります。
まぁ、結果はグレーゾーンつきすぎてダメでしたが・・・。
そんな苦い思い出もあるのですが、それ以上に面白いプレゼン&抽出方法に行きつき、大いに成長させてくれました。
内容について詳しく知りたい方は、店長に直接聞いてみてくださいね。
さて、その大会では当時会場に来られた観客に振る舞いコーヒーとして選手が使ったコーヒーを抽出して提供するということをしておりました。
そのコーヒーを飲んで「やっぱり美味しいブレンドを求めるとモカジャバになるね」とおっしゃったのが、ヒロコーヒーの山本社長でした。
社長と親しくなるきっかけだったかと思います。
で、その一言を聞いて、美味しいと言っていただけて嬉しいとともに「あ!確かにモカジャバじゃん!」と今更気づき、
「やっぱり昔も今もどれだけブームが変わっても美味しいものは変わらないんだな・・・。」と思った店長だったわけです。
ただいまの川西阪急出店ブースでは100gずつで販売しておりますので、モカジャバ試したい方は2種類買ってみてお好みの配合でブレンドしてみるのもおすすめです。
ちなみに店長は当時エチオピア2:インドネシア1で配合しておりました。
ぜひお試しあれ。

あと二日ですが・・・(;^_^A
今回はお店でもお馴染み『エチオピア ナチュラル』と、お店のお客様にはお待たせしましたな『インドネシア リントン』のニュークロップ。
この2種類はお店でも根強い人気のコーヒーです。
この2種類のコーヒー。
非常に特徴的な風味があり、存在感の強いコーヒーです。
エチオピアは華やかなベリー系の甘いフルーツを思わせる香りとすっきりした味わいです。
それに対しインドネシアはドライフルーツの様な風味や強いコク、そして最大の特徴である大地を思わせるような力強いアーシーと表現される風味があります。
こんな対極の2つのコーヒー。
かつて店長は大会の準決勝でブレンドにして使ったことがあります。
まぁ、結果はグレーゾーンつきすぎてダメでしたが・・・。
そんな苦い思い出もあるのですが、それ以上に面白いプレゼン&抽出方法に行きつき、大いに成長させてくれました。
内容について詳しく知りたい方は、店長に直接聞いてみてくださいね。
さて、その大会では当時会場に来られた観客に振る舞いコーヒーとして選手が使ったコーヒーを抽出して提供するということをしておりました。
そのコーヒーを飲んで「やっぱり美味しいブレンドを求めるとモカジャバになるね」とおっしゃったのが、ヒロコーヒーの山本社長でした。
社長と親しくなるきっかけだったかと思います。
で、その一言を聞いて、美味しいと言っていただけて嬉しいとともに「あ!確かにモカジャバじゃん!」と今更気づき、
「やっぱり昔も今もどれだけブームが変わっても美味しいものは変わらないんだな・・・。」と思った店長だったわけです。
ただいまの川西阪急出店ブースでは100gずつで販売しておりますので、モカジャバ試したい方は2種類買ってみてお好みの配合でブレンドしてみるのもおすすめです。
ちなみに店長は当時エチオピア2:インドネシア1で配合しておりました。
ぜひお試しあれ。

2019.07.07 / Top↑
3日からの川西阪急出店提供コーヒーの紹介第7弾です。
今回ご紹介するコーヒーは『エルサルバドル サンタアナ』です。
昨日のブログで本を読むことを否定していると誤解されかねないような内容を書きましたが。
そんなことはございません。
本を読むこともとっても大事。
本は知らない知識を与えてくれる知識の泉です。
今回ご紹介するエルサルバドルコーヒーとの出会いも一冊の本でした。
その本のタイトルは
『私はコーヒーで世界を変えることにした。』
です。かなりスケールのデカいタイトルで並のコーヒー屋さんが言うにはちょっと大げさすぎるでしょって思われそうなタイトルですよね。
特に店長が言ったら「頭大丈夫か?」とか仲良しのコーヒー屋さんたちに心配されるでしょうww
が、この本を書いた人を知れば、
「あぁ、こんなにしっくりくるタイトルはないな」
と思います。
その筆者とはコーヒーハンターこと川島良彰さんです。
業界内外問わず、そして国内にとどまらず超有名なコーヒーハンター川島さん。
その川島さんの半生が書かれているのがこの「私はコーヒーで世界を変えることにした。」です。
川島さんがなぜコーヒーの世界に進んだのかとか、コーヒーハンターと呼ばれるまでになったその深い知識や経験はどこで得たのか。そしてもちろんなぜ川島さんがコーヒーハンターと呼ばれるようになったのか。
そんな内容がとても読みやすく書いてあります。
で、そこに出てくる若き川島さんがコーヒーを学ぶために選んだ地、それがエルサルバドル。
詳しい内容を知りたい方は本を読まれることをお勧めします。
私はこの本を読んで、
後に大企業と一国の政府動かし、幻と言われもうこの世に存在しないと思われていたコーヒーブルボンポワントゥを復活させるそんな偉業を成し遂げたそんな人が、コーヒーを学ぶために海を渡り単身乗り込もうと思わせるほどすごい国だったのか!エルサルバドル!!
と目から鱗でした。
そして、好奇心擽られ飲んだエルサルバドルコーヒー。
その味は先日書いたコスタリカや、グァテマラの様にこだわった生産者多く、繊細で甘みが強くきれいな味わいの高品質のコーヒーが多いといわれる中南米の中でも、他の国々に負けず素晴らしい味わいです。
今回のサンタアナ農園もシトリックさもありパッションフルーツのような印象も感じさせる複雑豊かなフルーティーさに黒糖のような優しい甘苦さがありますが、それでいで雑味が少なくスッキリとした味わいです。
このような酸味と甘み豊かで雑味の少ない中南米の高品質なコーヒーはブラックで飲むなら時間をかけゆっくりと温度が変わることによって生まれる味の変化を楽しむという通な飲み方や、ほんのちょっと砂糖を入れてみると酸味の印象がまたちょっと変わるのでそれを楽しむのも一つです。
3日からの川西阪急出店時には喫茶スペースも広めにとっていただいてるので、是非エルサルバドルコーヒーをはじめとした中南米のコーヒーを試しにきてください。

今回ご紹介するコーヒーは『エルサルバドル サンタアナ』です。
昨日のブログで本を読むことを否定していると誤解されかねないような内容を書きましたが。
そんなことはございません。
本を読むこともとっても大事。
本は知らない知識を与えてくれる知識の泉です。
今回ご紹介するエルサルバドルコーヒーとの出会いも一冊の本でした。
その本のタイトルは
『私はコーヒーで世界を変えることにした。』
です。かなりスケールのデカいタイトルで並のコーヒー屋さんが言うにはちょっと大げさすぎるでしょって思われそうなタイトルですよね。
特に店長が言ったら「頭大丈夫か?」とか仲良しのコーヒー屋さんたちに心配されるでしょうww
が、この本を書いた人を知れば、
「あぁ、こんなにしっくりくるタイトルはないな」
と思います。
その筆者とはコーヒーハンターこと川島良彰さんです。
業界内外問わず、そして国内にとどまらず超有名なコーヒーハンター川島さん。
その川島さんの半生が書かれているのがこの「私はコーヒーで世界を変えることにした。」です。
川島さんがなぜコーヒーの世界に進んだのかとか、コーヒーハンターと呼ばれるまでになったその深い知識や経験はどこで得たのか。そしてもちろんなぜ川島さんがコーヒーハンターと呼ばれるようになったのか。
そんな内容がとても読みやすく書いてあります。
で、そこに出てくる若き川島さんがコーヒーを学ぶために選んだ地、それがエルサルバドル。
詳しい内容を知りたい方は本を読まれることをお勧めします。
私はこの本を読んで、
後に大企業と一国の政府動かし、幻と言われもうこの世に存在しないと思われていたコーヒーブルボンポワントゥを復活させるそんな偉業を成し遂げたそんな人が、コーヒーを学ぶために海を渡り単身乗り込もうと思わせるほどすごい国だったのか!エルサルバドル!!
と目から鱗でした。
そして、好奇心擽られ飲んだエルサルバドルコーヒー。
その味は先日書いたコスタリカや、グァテマラの様にこだわった生産者多く、繊細で甘みが強くきれいな味わいの高品質のコーヒーが多いといわれる中南米の中でも、他の国々に負けず素晴らしい味わいです。
今回のサンタアナ農園もシトリックさもありパッションフルーツのような印象も感じさせる複雑豊かなフルーティーさに黒糖のような優しい甘苦さがありますが、それでいで雑味が少なくスッキリとした味わいです。
このような酸味と甘み豊かで雑味の少ない中南米の高品質なコーヒーはブラックで飲むなら時間をかけゆっくりと温度が変わることによって生まれる味の変化を楽しむという通な飲み方や、ほんのちょっと砂糖を入れてみると酸味の印象がまたちょっと変わるのでそれを楽しむのも一つです。
3日からの川西阪急出店時には喫茶スペースも広めにとっていただいてるので、是非エルサルバドルコーヒーをはじめとした中南米のコーヒーを試しにきてください。

2019.07.01 / Top↑
さてさて、3日からの川西阪急出店提供豆のブログも6弾目となりました。
今回はちょっと他よりお高めのコーヒー『イエメン マタリ スペシャル』の話です。
イエメンのコーヒーは精製処理に水を使うことを法律で禁じられているため、国内で栽培される全てのコーヒーが水を使わず実のまま乾燥させるナチュラルプロセスで精製されているちょっと特殊な国です。
また、エチオピアと並びコーヒー発見の地とする伝説がある国です。
(シェーク・オマールの発見伝説の方ですね。)
そういう伝説があるくらい古くからコーヒーが栽培されている国。
またかつてはエチオピアと並び『モカコーヒー』と呼ばれ、日本でも古くから愛されるコーヒーです。
このような古くからコーヒー生産を行っている国はエチオピアなどでも言えますが、品種改良があまりされておらず独特の風味を持っているものが多いのが特徴です。
フルーティーで華やかなエチオピアに対し、重厚でウイスキーやシガーのような重みのある風味を持っているのが特徴で、店長は飲むといつも「・・・次元。」とルパン三世の次元大介を連想します。
これ、どうでもいい情報でしたねww
さて、そんなイエメン。
お店で取り扱っている間、定期的に店長があるところに淹れて持って行っています。
それは、オーナーの仲良しだった弟で、つまり私の叔父さんのお墓です。
うちの叔父さんは店長が12歳の小学6年生の時に肝臓がんで亡くなりました。
身長が180cm以上、足のサイズも30cm近く、当時はアメリカ製の服や靴じゃないと入らないくらい大きくてガタイのいい人でした。
そんな叔父さんがオーナーに背中の痛みを訴え、病院に行って癌が発覚したのがなくなった前年の秋、もう末期で手が付けられない状態だったそうです。
その時オーナーに告げられたのは余命1カ月。
まだ40歳の叔父さんが向き合うにはあまりに酷な事実にオーナーは告知しないことを選び、皆が動揺しないように叔父の奥さんとオーナーの二人だけの胸にしまっておくことを決めました。
それから毎日、痛みに耐える叔父さんに付き添い励ます日々を送っていたオーナー。
そんなオーナーの苦労を知らず、大きかった叔父さんがやせ細っていく姿を見るのが嫌で見舞いに行きたがらない私たち。
今思うと、治ると信じたいのに、弱っていく姿を見たら現実を突きつけられるようで嫌だったんだと思います。
余命1カ月といわれた叔父さんは3カ月頑張ってくれました。
でも、私はたった2回しかお見舞いに行かなかった。
肝臓の病気はひどくなると全身の皮膚や白目の部分が黄色くなる黄疸が出始めます。
2回目にお見舞いに行ったときは一瞬で普通ではないとわかるくらい叔父さんの皮膚は黄色く、直視できませんでした。
向き合うのが怖くて、辛くてどうしてもそれからお見舞いにいけなかった。
そしてもうすぐ年が変わろうかという年末の夜、私と兄は何故お見舞いに行かないのかとオーナーに問われ、答えられずにいるとその日ついに叔父さんがもう長くないということを告げられました。
告げられた事実をうまく受け止められず、自分たちを落ち着かせるために私と兄は雪のちらつく夜、二人で外に散歩に行きました。
二人とも一言も発さず、ただ黙って歩き続けていたのを今でも覚えています。
それから叔父さんの容態は急変し、見舞ができる状態ではなくなってしまい、結局見舞いに行けないままその1週間後に息を引き取りました。
お葬式の日に祖父母の家に帰ってきた久しぶりに見る叔父さんは、明け方に亡くなったためすっかり冷たく、ガタイの良かった体は痩せ細り一回り小さくなっていて、まるで人形の様で悲しいとかより、なかなか現実を受け止められずにいました。
そして、49日が過ぎたころ私は物凄い後悔と自分への怒りで、自分自身を心から軽蔑していました。
それはまだ小学生だった私は叔父さんとの思い出が少なすぎて、大好きだったはずなのにお葬式の記憶が強烈すぎて、遺影を見てもしっくりこず、生きていたころの姿が背中しか思い出せなくなっていたからです。
自分はなんて薄情な奴なんだと毎日自分を責め続けていました。
そんな私が唯一ちゃんと覚えていたこと。
それが叔父さんがタバコとコーヒーが好きで、でも私の前ではあまり吸わないよう気遣ってくれていたことです。
だから叔父さんからはいつもタバコの残り香とコーヒーのにおいがしていました。
そう、イエメンのもつコーヒーとシガーの香りです。
だから何となく、叔父さんを思い出すし、きっと好きなんじゃないかな?と思います。
昔は叔父さんのことを思い出すと辛くて辛くてたまらなかったけど、今は思い出すとなんだか温かい気持ちになれます。
亡くなった人の思い出って、きっと亡くなった人の優しさなんでしょうね。
亡くなったことを受け止められるまでは、思い出は辛いものでもありますが、時間がたってちゃんと受け止められたら、思い出は穏やかな気持ちにさせてくれます。その時目の前にある辛いことや苦しいことを一瞬忘れさせてくれる力さえある。
それが店長にとっては思い出を刺激してくれるイエメンコーヒーです。
今回の阪急で今期の取り扱いは最後になります。最後の一杯はまた叔父さんに供えに行きたいと思います。
川西阪急で頑張ってきたよという報告とともに。
でも、やっぱりもっとたくさん思い出作っとけば良かったなと思います。
だからこのブログを読んでくださってる皆様は、是非大切な人とたくさん思い出を作ってください。
楽しい時はもちろん、辛い時も逃げずに向き合わないと店長の様に後悔します。
それはいつかやってくる別れの日に残す方になっても、残される方になっても。
だからたくさんの思い出を作ってください。
そしてそんな思い出の中に当店や当店のコーヒーがあれば嬉しく思います。
当店の大切なお客様ですごく素敵なご夫婦がいらっしゃいました。
でもご主人はもうお店に来ていただけなくなってしまいました。でも、奥様が今も足を運んでくださることで私たちも一緒にご主人さまの思い出に触れ、いつも温かい気持ちになれています。
本当に優しいご主人だったので、思い出すたびにとっても温かい優しさに包まれているかのような気持になれます。
奥様も私たちと同じような気持ちになってくださっていると良いな。と思うとともに、他のお客様にとってもそういう場所であったり、そういうコーヒーを提供できるお店でいられるようにこれからも頑張りたいと思っています。
はてさて、今回のブログ何故にこんな夜中に(現在夜中1:30です)書いたのかというと、
オーナーに読まさないためw
今では「てっちゃん(叔父のことです)が今生きてたらきっと毎日お店に通ってるやろうな~」って笑いながら話すオーナーですが、きっとこのブログ読んだら泣いちゃうww
なのでオーナーが読まないであろう時間に書きました。
皆さんも読んでイエメンを飲みに阪急に来ていただくのは大歓迎ですが、このブログのことはオーナーには内緒にしてくださいねw
あ!このブログに書いたシェーク・オマールの話やイエメンとエチオピアがなぜモカコーヒーと呼ばれていたのか気になった方は、是非川西阪急ご来店時に店長に聞いてくださいね。

今回はちょっと他よりお高めのコーヒー『イエメン マタリ スペシャル』の話です。
イエメンのコーヒーは精製処理に水を使うことを法律で禁じられているため、国内で栽培される全てのコーヒーが水を使わず実のまま乾燥させるナチュラルプロセスで精製されているちょっと特殊な国です。
また、エチオピアと並びコーヒー発見の地とする伝説がある国です。
(シェーク・オマールの発見伝説の方ですね。)
そういう伝説があるくらい古くからコーヒーが栽培されている国。
またかつてはエチオピアと並び『モカコーヒー』と呼ばれ、日本でも古くから愛されるコーヒーです。
このような古くからコーヒー生産を行っている国はエチオピアなどでも言えますが、品種改良があまりされておらず独特の風味を持っているものが多いのが特徴です。
フルーティーで華やかなエチオピアに対し、重厚でウイスキーやシガーのような重みのある風味を持っているのが特徴で、店長は飲むといつも「・・・次元。」とルパン三世の次元大介を連想します。
これ、どうでもいい情報でしたねww
さて、そんなイエメン。
お店で取り扱っている間、定期的に店長があるところに淹れて持って行っています。
それは、オーナーの仲良しだった弟で、つまり私の叔父さんのお墓です。
うちの叔父さんは店長が12歳の小学6年生の時に肝臓がんで亡くなりました。
身長が180cm以上、足のサイズも30cm近く、当時はアメリカ製の服や靴じゃないと入らないくらい大きくてガタイのいい人でした。
そんな叔父さんがオーナーに背中の痛みを訴え、病院に行って癌が発覚したのがなくなった前年の秋、もう末期で手が付けられない状態だったそうです。
その時オーナーに告げられたのは余命1カ月。
まだ40歳の叔父さんが向き合うにはあまりに酷な事実にオーナーは告知しないことを選び、皆が動揺しないように叔父の奥さんとオーナーの二人だけの胸にしまっておくことを決めました。
それから毎日、痛みに耐える叔父さんに付き添い励ます日々を送っていたオーナー。
そんなオーナーの苦労を知らず、大きかった叔父さんがやせ細っていく姿を見るのが嫌で見舞いに行きたがらない私たち。
今思うと、治ると信じたいのに、弱っていく姿を見たら現実を突きつけられるようで嫌だったんだと思います。
余命1カ月といわれた叔父さんは3カ月頑張ってくれました。
でも、私はたった2回しかお見舞いに行かなかった。
肝臓の病気はひどくなると全身の皮膚や白目の部分が黄色くなる黄疸が出始めます。
2回目にお見舞いに行ったときは一瞬で普通ではないとわかるくらい叔父さんの皮膚は黄色く、直視できませんでした。
向き合うのが怖くて、辛くてどうしてもそれからお見舞いにいけなかった。
そしてもうすぐ年が変わろうかという年末の夜、私と兄は何故お見舞いに行かないのかとオーナーに問われ、答えられずにいるとその日ついに叔父さんがもう長くないということを告げられました。
告げられた事実をうまく受け止められず、自分たちを落ち着かせるために私と兄は雪のちらつく夜、二人で外に散歩に行きました。
二人とも一言も発さず、ただ黙って歩き続けていたのを今でも覚えています。
それから叔父さんの容態は急変し、見舞ができる状態ではなくなってしまい、結局見舞いに行けないままその1週間後に息を引き取りました。
お葬式の日に祖父母の家に帰ってきた久しぶりに見る叔父さんは、明け方に亡くなったためすっかり冷たく、ガタイの良かった体は痩せ細り一回り小さくなっていて、まるで人形の様で悲しいとかより、なかなか現実を受け止められずにいました。
そして、49日が過ぎたころ私は物凄い後悔と自分への怒りで、自分自身を心から軽蔑していました。
それはまだ小学生だった私は叔父さんとの思い出が少なすぎて、大好きだったはずなのにお葬式の記憶が強烈すぎて、遺影を見てもしっくりこず、生きていたころの姿が背中しか思い出せなくなっていたからです。
自分はなんて薄情な奴なんだと毎日自分を責め続けていました。
そんな私が唯一ちゃんと覚えていたこと。
それが叔父さんがタバコとコーヒーが好きで、でも私の前ではあまり吸わないよう気遣ってくれていたことです。
だから叔父さんからはいつもタバコの残り香とコーヒーのにおいがしていました。
そう、イエメンのもつコーヒーとシガーの香りです。
だから何となく、叔父さんを思い出すし、きっと好きなんじゃないかな?と思います。
昔は叔父さんのことを思い出すと辛くて辛くてたまらなかったけど、今は思い出すとなんだか温かい気持ちになれます。
亡くなった人の思い出って、きっと亡くなった人の優しさなんでしょうね。
亡くなったことを受け止められるまでは、思い出は辛いものでもありますが、時間がたってちゃんと受け止められたら、思い出は穏やかな気持ちにさせてくれます。その時目の前にある辛いことや苦しいことを一瞬忘れさせてくれる力さえある。
それが店長にとっては思い出を刺激してくれるイエメンコーヒーです。
今回の阪急で今期の取り扱いは最後になります。最後の一杯はまた叔父さんに供えに行きたいと思います。
川西阪急で頑張ってきたよという報告とともに。
でも、やっぱりもっとたくさん思い出作っとけば良かったなと思います。
だからこのブログを読んでくださってる皆様は、是非大切な人とたくさん思い出を作ってください。
楽しい時はもちろん、辛い時も逃げずに向き合わないと店長の様に後悔します。
それはいつかやってくる別れの日に残す方になっても、残される方になっても。
だからたくさんの思い出を作ってください。
そしてそんな思い出の中に当店や当店のコーヒーがあれば嬉しく思います。
当店の大切なお客様ですごく素敵なご夫婦がいらっしゃいました。
でもご主人はもうお店に来ていただけなくなってしまいました。でも、奥様が今も足を運んでくださることで私たちも一緒にご主人さまの思い出に触れ、いつも温かい気持ちになれています。
本当に優しいご主人だったので、思い出すたびにとっても温かい優しさに包まれているかのような気持になれます。
奥様も私たちと同じような気持ちになってくださっていると良いな。と思うとともに、他のお客様にとってもそういう場所であったり、そういうコーヒーを提供できるお店でいられるようにこれからも頑張りたいと思っています。
はてさて、今回のブログ何故にこんな夜中に(現在夜中1:30です)書いたのかというと、
オーナーに読まさないためw
今では「てっちゃん(叔父のことです)が今生きてたらきっと毎日お店に通ってるやろうな~」って笑いながら話すオーナーですが、きっとこのブログ読んだら泣いちゃうww
なのでオーナーが読まないであろう時間に書きました。
皆さんも読んでイエメンを飲みに阪急に来ていただくのは大歓迎ですが、このブログのことはオーナーには内緒にしてくださいねw
あ!このブログに書いたシェーク・オマールの話やイエメンとエチオピアがなぜモカコーヒーと呼ばれていたのか気になった方は、是非川西阪急ご来店時に店長に聞いてくださいね。

2019.07.01 / Top↑