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兵庫県猪名川町、道の駅前の田んぼの中の白い小さな自家焙煎の喫茶店 Cafe manna(カフェ マンナ)の店長とオーナーのブログです。

7月3日からの川西阪急出店提供豆紹介第5弾。


今回は『コスタリカ ドータ タラズ』です。



コスタリカのコーヒーは毎年様々な大会で使用するバリスタが多く、アジア人初のバリスタ世界チャンピオンになった井崎バリスタが世界大会で使用したことでも有名です。
そんなコスタリカ。なぜ使用するバリスタが多いのか。


それはコスタリカの農園事情が大きく影響しています。
コスタリカは小規模農家が多く、かつては農協などで収穫したコーヒーの実を渡し精製処理してもらっていました。
ですがそれではマージンを取られる金銭的な理由や、精製処理という大事な工程に目が行き届かないという技術的な問題もあり、
今では多くの農家が、小規模農家同士で共同で運営するマイクロミルを取り入れています。


こうしたマイクロミルを取り入れることで栽培から精製処理までこだわり抜いた豆が非常に多く作られるようになった。
そんな国コスタリカ。


先に書きました井崎バリスタが大会用の豆を用意するのに農園にバリスタ目線の意見をフィードバックして、コーヒーを作り上げたという話はとても有名です。
6年前、私自身決勝の審査をしていた時、井崎バリスタのプレゼンを聞き、バリスタと農園とでコーヒーを一から作り上げるなんて聞いたことがなく驚きと、彼らの強い情熱を感じ感銘を受けたことを覚えています。


そんな消費者の声をいち早く農園に取り込む活動を行っていたコスタリカ。井崎バリスタの使用したモンテコペイ農園以外の農園も強いコーヒーへの情熱とこだわりを持って栽培精製しています。
そのこだわりをあげだすときりがないし、そういうこと長々書くブログではないので割愛しますが・・・。


そんなこだわりの国コスタリカ。
主な特徴としてはフルーツのような爽やかな酸味とすっきりとした飲み口です。
このフルーツ感を生み出すのは強い甘みと、すっきりした味わいは雑味の少なさから生まれます。
これらこそコスタリカのこだわりから生まれる味わいです。


こうしたこだわりを調べ、実際飲んだり淹れたり、また飲んだり。そうするうちに
「この酸味のフルーティーな印象をもっとはっきりさせるためにはどうしたらいいんだろう?」とか、
「少ない雑味をもっと出さないためにどうしよう?」とかいろいろ考えます。


そしていろいろ試して、「これ、どっかで披露したい!!!!」となりプレゼンにつながるわけです。
だから大会でも使用されやすい。


つまりコスタリカのコーヒーはコーヒーに真剣な農家さんが作ってるので、真剣に向き合えばプロの審査員の前でも発表できるくらいいろんなことを気付かせてくれる。そんなバリスタを成長させてくれるコーヒーなのです。


そしてそのことに気づかせてくれたのは関西の大先輩のコーヒー屋さんたちです。
いつも様々なコーヒーに出会わせてくれ、学びを与えてくださる懐深き尊敬するレジェンドたちです。


特にコスタリカの魅力に気付かせるコーヒーと出会わせてくださったり、焙煎の奥深さを惜しみなく教えて下さる元井珈琲の元井社長や、
いつも様々なコーヒーや、また焙煎機の違いについても考える機会を与えてくださったり、お店の運営・そして何より人となりを学ばして下さるヒロコーヒーの山本社長。


店長は別にヒロコーヒーさん出身でも元井珈琲さん出身というわけではありません。
たまたまコーヒーの展示会や大会の会場でお会いしただけ。
それでも、私が真剣にコーヒーと向き合おう、学ぼうとしている姿を見て、思いに答えてくださっているだけです。
本当に懐が広い。


他にもその経験から多くのコーヒーのことを惜しみなく教えてくださったり素晴らしいコーヒーを飲む機会を与えて下さる小川珈琲の大浦鑑定士。


たくさんの生産国に足を運び実際に鑑定をしたり農園を調査した経験から得た知識からどんな問いにも快く答えて下さる店長にとってコーヒーの生き字引のようなUCCの農事調査室の中平さん。


たくさんの大先輩がいつもコーヒーを学ぼうと思ったとき、より深い知識や素晴らしい経験、的確なアドバイスをくださいます。


ありがたや。


店長の知識の根源はこの大先輩たちのお陰といっても過言ではありません。
では、そんな先輩たちは何故店長にこんなにいろんなことをお学ばせて下さるのか。


それは店長が特別・・・なわけではなく、懐が本当に広い大先輩たちは学ぼうという姿勢でいる人には誰にでも優しく教えてくださいます。



が、その学ぶ姿勢は「教えてください!」って言うことではありません。
私は一度たりともこの大先輩たちに「教えてください!」と言ったことはありません。


「教えてください」って一番困る言葉です。コーヒーって奥が深い。
だから「教えて」と言われても「何を?」ってなります。


我々は職人。そしてコーヒーは農作物で変動的で無限の可能性を秘めています。
それを受け身で教えてくれと言っても得られるものは表面だけ。


それはただの情報です。


本を読むのも良い。セミナーを受けるのも良い。ネットで色々調べるのも、人に話を聞くのも良い。
でもそれは学びではありません。


学ぼうと思うなら得た情報から出来ることをまず試してみる。



ネットで見たり、本で読んだコーヒーを実際飲んでみる。


セミナーで聞いた抽出の仕方を実際やってみる。



そこで、本当に情報通りなのかを確かめ、その通りならその時初めてその情報は経験となり学びになります。
違うならなぜ違うのかを考える機会を得ることができ、そこからさらに深い情報を得るきっかけや考え試すチャンスが訪れます。
そうして自分で調べたり考え、それに基づいてまた確かめていくことで素晴らしい経験を得て、かけがえのない学びとなる。


そういう行動をしているときに、自分ではどうしても解決できないことが生まれてくる。その時にこそ大先輩たちがその深い知識と経験から新たな情報やアドバイスを下さり、かけがえのない学びを得るチャンスをくださいます。


だからこそ、若いバリスタたちよ。


セミナー行ったから、すごいバリスタの話聞いたから、英語の本とかネットの文章訳して読んだから、すっごい学んだ!


と思わずに、その得た知識を試し、考え、経験として吸収し、多くを学んでほしいと思います。
また、上記のこと以外に実際にお店に行って、コーヒーを飲んで、美味しいと思ったら豆を買ってみて、自分で淹れてみて、同じ味にならないならなぜならないのかを考え、どうしても答えが出なかったらその時はそのお店の店主にぶつけてみる。
そういうことはとっても大事。
気が付いたらまあまあ中堅な位置になっていた店長はそう思います。


情報だけでは今日ご紹介したコスタリカも本当においしい味に淹れることはできません。
その情報からどういう特徴があるのかを考え、それを引き出すためのありとあらゆる抽出を試してみて、初めて本当のコスタリカの美味しさに巡り合えます。


熱い情熱をもってこだわりコーヒーを作る農園主の思いに応えられる、そんなコーヒーを淹れれるようになることを目指すためにどんどん学んでください。



このブログを読んでちょっとでも考えるきっかけになったコーヒー屋さんや、コーヒー屋さん以外でも構いません。
是非その足でヒロコーヒーさんや元井珈琲さん、そしてもちろん当店でも構いません。(というかぜひ来てほしいですが・・・笑)
実際に足を運び美味しいと思うコーヒーを探し、コーヒー豆を買ってみて自分で淹れてみてください。
そして「お店と違うなー」と思ったらそれを聞きに行きましょう。
きっとどんな高名な人の本やブログを読むより、有名人のセミナーを受けるより(本やセミナーを否定してるわけではないです)素晴らしい学びが得られると思います。


さて、長々とこんな話をしました。
で、普段最寄りのバス停が1時間に1本しかバスが来ないため来店するのにハードルが高すぎると有名な当店Cafe mannaが、


な、な、な、なんと!阪急川西能勢口駅からもJR川西池田駅からもすぐの川西阪急で7月3日から1週間も出店します!
そして毎日店長がおります!

さぁ、みんな学ぶチャンスだ!!!www


ご来店お待ちしております!

木製街並み
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2019.06.30 / Top↑
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